2020年は嵐の活動休止が年末に控えている中、2020年1月15日にAAAも同様に2020年12月31日に活動を休止するというショッキングなニュースが発表された。人気グループの相次ぐ活動休止にファンはショックなのは間違いない。
最近はバンドやグループの「活動休止」という表現の発表が増えている感じがする。「解散」との違いは何か?少し整理してみようと思います。
活動休止や解散の理由は?
活動休止や解散の理由はどのようなものだろうか?嵐はリーダーの大野君の『自分の嵐としての活動を一旦終え、自由に活動してみたい』という、グループとして常に注目され制約の中での活動を長年続けてきた中での、自由への欲求が理由にあげられた。
AAAの活動休止理由は「デビュー15周年を迎えるタイミングで、30代となった5人それぞれの人生を考えての結論」と、暴行事件でリーダーの脱退など色々あったことも影響しているだろうが、2016年から話し合われた結果のようだ。
嵐やAAAに限らず、メンバーの方向性の違いや不仲など、本人たち以外の外野が好き勝手に推測されることが多いが、実際の理由など様々な葛藤を重ねてきたメンバーたちにしかわからないのだろう。
アイドルグループなどは、10代から活動をしているケースが多く、一般の人間には想像がつかないほどのプレッシャーや、いいことも悪いことも常に注目され続ける。売れれば売れるほど休みもなく働き、いつしか心身ともに疲れてしまうのかもしれない。
アーティストなどで、薬物などで逮捕されるケースが後を絶たないが、ストレスやプレッシャーからの逃避的な側面が強いのかもしれない。そんな風になるくらいに追いつめられる前に、活動休止という選択肢も価値があるのではないだろうか?
活動休止と解散の違いとは?
解散とは、今後そのグループやユニットで二度と活動はしないといった言葉の意味が含まれている表現になると思います。
活動休止とは、メンバーの事情でグループやユニットの活動は一時的に休むが、事情が変わったら再び活動を始める可能性があるという意味にとれます。
会社で言えば退職と休職くらいの関係か、夫婦で言えば離婚と別居といった違いではないだろうか?
とはいえ、「解散」を宣言したグループが再び再結成をして活動する事例も非常に多く、よほどの不仲やメンバーの病気や死亡などが無い限り、可能性を含めた「活動休止」を選択することが増えているのかもしれません。
活動休止と活動自粛の違いは?
活動休止は、グループ活動が休止してもその後のメンバーは個々の活動をすることが多いが、活動自粛とは文字通り活動をしたくてもしない状態を指している。
利用されることが多いケースは「メンバーの不祥事」や「メンバーの心身の事情」になる。最近では、お笑い芸人の闇営業問題で、当事者のメンバーが活動を自粛するケースがこれにあたる。
雨上がり決死隊の宮迫は活動自粛だが蛍原は活動中で、ロンドンブーツ1号2号の田村亮は自粛だが田村淳は活動している。グループやユニットがすべて自粛するとは限らないし、そもそも活動意思自体は持っているが、活動が適切でない状況の時に「活動自粛」になると思います。
解散と引退の違いは?
解散とは、2人以上で構成されたグループやユニットがその活動を終了する時に利用される言葉で、ソロで活動するタレントやアーティストには解散は利用されない。
その代わりにソロ活動をしている場合に、活動休止とあわせて利用されるのが「引退」になる。引退とは、その活動する世界やジャンルを辞めてしまうことを指している。
多く使われるのが「芸能界の引退」「現役の引退」といったものだ。最近では、安室奈美恵の引退が一番鮮明に記憶にある。彼女の場合は活動休止ではなく、音楽活動や芸能活動からの「引退」を宣言しており、一般人として生きる意志を示した。またイチローも引退を宣言したが、現役プロ野球選手からは身を引くが野球界にはこれからも何らかの関係を残している。過去で言えば、山口百恵の引退、上岡龍太郎の引退、島田紳助の引退など、結婚など環境の変化、体調や年齢面の要因、不祥事をきっかけにした引退などが多い。
活動休止や解散からの活動再開の可能性は?
活動休止や解散したグループが再結成や活動再開するケースは非常に多い。解散よりも活動休止という表現が増えているのもそうした背景があるのではないだろうか?
活動休止から再開した直近の例では「いきものがかり」だ。メジャーデビュー10周年に「放牧宣言」として2017年1月に活動を休止し、約2年後の2018年11月に活動を再開した。
他にも数多くの活動再開や再結成はあるのでまとめてみました。
嵐やAAAも、そろぞれのメンバーの医師や自由がかなえられ、またいつか活動が再開できることを願っています。