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DSDS・DSDV・DSDAとは?その違いは?2024年スマホでどれが対応?

スマホ選びの中で「DSDS」「DSDV」という表記を目にするが、その違いは何か?その使い方は?簡単に紹介してみます。

DSDSとDSDVとDSDAの違いは?

それぞれの頭についている「DS」はデュアルSIMを表している。最近のスマホは2枚のSIMを差し込めるようになっており、2つの契約を切り替えて使えるものが多い。

後ろに書かれている、DS・DV・DAの違いは何か?

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DSDSとは?

DSDSとは、デュアルSIMデュアルスタンバイの略で「でぃーえすでぃーえす」と読む。

  • 2枚同時にSIMが挿せるスマートフォン
  • 両方のSIMで同時に待受可能
  • 通話・通信が片方ずつ可能

例えば1枚のSIMで通話中はもう1枚のSIMではデータ通信ができない。au+auのデュアルでVoLTEは不可能。

DSDVとは?

DSDVとは、デュアルSIM・デュアルVoLTEの略で「でぃーえすでぃーぶい」と読む。

  • 2枚同時にSIMを装着可能なスマートフォン
  • 両方のSIMで同時に待受可能
  • 通話・通信が片方ずつ可能
  • 両方が4G(LTE)通信・VoLTEに対応

従来のDSDSと違い両方とも4G、VoLTEに対応した4G+4Gの同時待受が可能。DSDSよりも上位の仕様になる。ただし同時通信はできない。

 

DSDAとは?

DSDAとは、デュアルSIM・デュアルアクティブの略で「でぃーえすでぃーえー」と読む。

  • 2枚同時にSIMが挿せるスマートフォン
  • 両方のSIMで同時に待受可能
  • 通話・通信が両方同時に可能

DSDVやDSDSは片方で通話や通信をしている時は、もう片方のSIMは圏外になる。
DSDAは、片方のSIMでハンズフリー通話中にもう一方のSIMでネットができるといった使用が可能だ。

デュアルSIMの使い方は?

日本ではメーカーへ特殊な仕様を要求する携帯キャリアが高いシェアを誇り、発売する機種でデュアルSIMを使えないようにしていることもあり、海外ほどデュアルSIMが浸透していない。またデュアルSIMでは遅れているiPhoneが高いシェアを占めている特殊な国であることも影響している。

デュアルSIMはどのように使うと便利なのか?

  • 通話と通信のSIMを分けて使う
  • お得なプランのSIMを併用して使う
  • 仕事と個人用のSIMを1台のスマホで使う

お得なプランとして、例えば片方は通話用と少ない通信容量が安い契約のSIMにし、もう片方は通信用のSIMで容量を大きくするといった方法だ。最近は通信容量の大きくお得なデータ用SIMも出てきているので、1枚で音声と大容量SIMを契約するよりも用途を分けたほうがお得に契約できることも。

格安SIMも増え、契約によって大きく節約できるのでうまく組み合わせて活用していきたい。

デュアルSIM対応のスマートフォン機種

SIMフリーのスマートフォンが増えてきたことで、デュアル対応のスマートフォンは非常に多くなっている。 

DSDV対応スマートフォン機種

  • AQUOS シリーズ
  • Xperiaシリーズ
  • OPPO Reno シリーズ
  • ZenFone シリーズ
  • Motorolaシリーズ
  • iPhoneシリーズ  

DSDVはSIMフリーのAndroidスマートフォンに非常に増えている。これまでは海外製のスマホがデュアルSIMの基本でしたが、AQUOS sense3 SH-M12が初めてDSDVへ対応したようだ。

DSDA対応スマートフォン機種

  • HUAWEI P30

DSDAは2枚のSIMが同時に通信・通話が可能で非常に便利だが、日本で発売のスマホにはほとんど見かけない。HUAWEI P30はDSDAであることが確認されているようだ。

 

 

デュアルSIMの注意点

SIMとSDカードが共有の場合も

機種によって若干仕様が異なり、SIMの2枚挿せる一つがSDカードの挿し込むエリアと共有になっている場合があり、SDカードを使うとSIMが1枚しかさせない場合もあるので注意が必要。

同じ機種でもSIMフリーとキャリアで違いが

デュアルSIMは機種によって対応が決まっている。海外モデルの場合はほとんどが機種が対応していれば問題ないが、日本のキャリアから発売されるモデルは、海外でデュアルSIMの仕様になっていても、同じ機種がキャリア版の場合デュアルSIMとして使えなくして発売されていることが多い。